NNS_G2dBeginRenderingEx

構文

#include <nnsys/g2d/g2d_Renderer.h>

    void NNS_G2dBeginRenderingEx 
    ( 
        NNSG2dRendererInstance* pRendererInstance, 
        u32                     opzHint 
    );
    
  

引数

pRendererInstance [IN] レンダラ 実体
opzHint [IN] 最適化ヒント

返り値

なし

説明

レンダラ 描画前の設定を行います。
レンダラ 描画メソッドを呼ぶ前に呼んでください。
Begin End Rendering 内 で 呼び出さないでください。
本関数は、描画最適化のためのヒントフラグを指定可能です。

ヒントは NNSG2dRendererOptimizeHint 列挙子の論理和で作成します。

NNSG2dRendererOptimizeHint の定義は以下のようになっています。

typedef enum NNSG2dRendererOptimizeHint
{
    NNS_G2D_RDR_OPZHINT_NONE              = 0x0,
    NNS_G2D_RDR_OPZHINT_NOT_SR            = 0x1, // SR(Scale Rotate) 変換を使用しない
    NNS_G2D_RDR_OPZHINT_LOCK_PARAMS       = 0x2  // パラメータをロックする。

}NNSG2dRendererOptimizeHint;

NNS_G2D_RDR_OPZHINT_NOT_SR は SR(Scale Rotate) 変換を使用しない事を通知します。

NNS_G2D_RDR_OPZHINT_LOCK_PARAMS は 各種パラメータを固定することを通知します。
具体的には、画像プロクシ、サーフェス種類がレンダラ Begin-End Renderring ブロック内で変更不可能となります。
レンダラに対して、サーフェスが複数毎登録されている場合には、描画関数内でサーフェスを切り替える必要があるため、 本オプションを指定できません。指定した場合はアサートに失敗します。

最適化ヒントフラグはNNS_G2dEndRendering()によってリセットされます。
つまり、最適化ヒントフラグ は レンダラの Begin - End Rendering ブロック内でのみ有効となります。

本関数は、最適化のための前処理を行ったあと、通常のNNS_G2dBeginRendering()を呼び出しています。

参照

NNS_G2dBeginRendering
NNS_G2dEndRendering

履歴

2004/11/10 初版