NNS_SndArcStrmStartEx

構文

#include <nnsys/snd.h>
BOOL NNS_SndArcStrmStartEx(
        NNSSndStrmHandle* handle,
        int playerNo,
        int playerPrio,
        int strmNo,
        u32 offset );

引数

handle ストリームハンドルのポインタです。
playerNo プレイヤー番号です。
playerPrio プレイヤープライオリティです。値の範囲は0〜127で、大きいほど優先度が高くなります。
strmNo ストリーム番号です。
offset 開始オフセット位置です。msec単位です。

返り値

再生に成功した場合は、TRUEを返します。失敗すると、FALSEが返ります。

説明

プレイヤー番号とプレイヤープライオリティを指定して、ストリームを再生します。

あらかじめ、 NNS_SndArcStrmInit関数で、 サウンドアーカイブストリームライブラリが初期化されている必要があります。

ストリームハンドルhandleは、あらかじめ、NNS_SndStrmHandleInit関数で、1度だけ初期化しておかなければなりません。 この関数を呼びだすと、ストリームハンドルに既に結びつけられていたストリームは切り離されます(停止するわけではありません)。 再生に成功すると、ストリームハンドルにストリームが結びつけられます。

プレイヤー番号playerNoと、 プレイヤープライオリティplayerPrioに、 -1を指定すると、サウンドデータで設定したパラメータが使用されます。

開始オフセット位置offsetに、0以外の値を入れると、ストリームデータの途中から再生することができます。

ストリーム再生の前に、まずストリームバッファに始めのデータをロードする必要があるため、 実際に音が鳴り始めるのは、数フレーム遅れます。 即座に再生を開始したい場合には、前もってストリームバッファへのデータのロードを済ませておく必要があります。 そのためには、NNS_SndArcStrmPrepare関数を使います。

ストリーム再生に使用するチャンネルは、この関数内で確保されます。確保するチャンネルがシーケンス再生で使用中だった場合、 発音中の音は強制的に止められます。 チャンネル確保のタイミングを制御したい場合は、前もって NNS_SndArcStrmAllocChannel関数を呼びだします。

ストリームデータがステレオだった場合、チャンネル0は左から、チャンネル1は右から出力されます。 この設定は、NNS_SndArcStrmSetChannelPan関数で変更することができます。

再生の失敗には、以下の原因が考えられます。

  • ストリーム番号が無効
  • 既に再生中のストリームよりも優先度が低い
  • ストリームプレイヤーが使用するチャンネルが別用途で使用中

参照

NNS_SndArcStrmInit, NNS_SndStrmHandleInit, NNS_SndArcStrmPrepare, NNS_SndArcStrmAllocChannel, NNS_SndArcStrmSetChannelPan

履歴

2004/11/26 NNS_SndArcStrmStart関数の説明から分離