NNS_G3D_SBC_MTX

命令のフォーマット

オフセット(バイト単位) 説明
0 NNS_G3D_SBC_MTXが格納されています。
1 行列スタックへのインデックス

説明

NNS_G3D_SBC_MTX命令は、描画用のPosition/Vector行列をカレント行列にリストアするための命令です。この命令は、デフォルトではsbc.cのNNSi_G3dFuncSbc_MTX関数をコールします。関数の内部では以下のような処理が行われています。

  1. タイミングAのコールバックをチェックします。この位置のコールバックは、行列のリストア動作を置き換えたい場合に使用します。なお、コールバック関数内でNNS_G3dRSのNNS_G3D_RSFLAG_SKIPフラグをセットしておくと、次のコールバックまでの処理をスキップします。
  2. 行列スタックの指定した場所からカレント行列にリストアします。
  3. タイミングCのコールバックをチェックします。この位置のコールバックは、この命令の終了後に何らかの動作をさせたい場合に利用します。


コールバック関数の呼び出しタイミング 用途
NNS_G3D_SBC_CALLBACK_TIMING_A 行列のリストア動作を何らかの処理で置き換えたい場合
NNS_G3D_SBC_CALLBACK_TIMING_B このタイミングを使用することはできません。
NNS_G3D_SBC_CALLBACK_TIMING_C この命令の終了後に何らかの処理を入れたい場合。

参照

履歴

2004/10/14 記述の追加
2004/08/02 初版