テキストの禁則処理

TWL-ManualEditorでは、テキストオブジェクトの大きさで

自動的に改行処理を行うとき、特定の文字や記号が行頭や行末へ来ることを禁止したり、

特定の文字列が途中で折り返されることを禁止する、禁則処理を行っています。

禁則処理の設定

新規作成時、テキストオブジェクトには禁則処理が設定されています。

禁則処理を解除するには、テキストツールバーの、禁則処理ボタンをoffにします。

禁則処理

行末禁止文字

表の文字が行末に来た場合は、その手前で折り返し表の文字が行末に来ないようにします。

注意)行末禁止文字の後ろに半角スペースがあると、半角スペースの特殊処理のために行末禁止処理はキャンセルされ、行末に行末禁止文字が来る場合があります。

行末禁止文字 全角記号 (〔[{〈《「『【‘“
半角記号 [(¡¿「{

行頭禁止文字

表の文字が行頭に来た場合は、その手前で折り返し、表の文字が行頭に来ないようにします。

注意)行頭禁止文字の前に半角スペースがあると、半角スペースの特殊処理のために行頭禁止処理はキャンセルされ、行頭に行頭禁止文字が来る場合があります。

行頭禁止文字 全角記号 、。)〕]}〉》」』】’”,.:
半角記号 )].,:;!?-}」

分割禁止文字

表の文字を使った文字列があった場合、その文字列を分割するような折り返しが発生しないよう、文字列の手前で折り返します。

分割禁止文字 半角英数字 半角英数字の連続する羅列は全て分割禁止
※テキストオブジェクトに入りきらない分は、その場で折り返し。
半角記号 '"™®

分割禁止の " (U+0022 DOUBLE QUOTATION MARK)を使用して、"abc""def" のように単語を区切った場合、1連の単語として全てが分割禁止処理されます。

以上のように、思いがけない挙動を示す事がありますので、可能であれば “abc”“def” のように

行頭禁止の ” (U+201D RIGHT DOUBLEQUOTATION MARK)と、行末禁止の “ (U+201C LEFT DOUBLE QUOTATION MARK)を、組み合わせての使用を推奨いたします。

半角スペースの特殊処理

文字の左に隣接した最初の半角スペースは、テキストオブジェクトのX方向の大きさに含まれません。

そのため、自動改行は、文字の左隣に隣接した最初の半角スペースの右隣、もしくは左隣の文字から行われ、

文字の左隣の半角スペースが行頭に来ることはありません。

ただし、半角スペースを2つ以上連続で使用している場合は、2つめ以降の半角スペースには、

半角スペースの特殊処理は行われませんので、半角スペースが行頭に来る場合があります。