TWL-SDK Wi-Fi ライブラリ
関数リファレンスマニュアル
(日本語版)

TWL-SDK Wi-Fi ライブラリ 3.3 正式版

"Confidential"

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[TWL-SDK Wi-Fi ライブラリ 3.3 正式版 までの変更履歴]

注意

TWL-SDK Wi-Fi ライブラリ 単体では動作しませんので、必ず TWL-SDK を事前にインストールしてください。
また、本体に保存されたネットワーク設定を参照して、無線 AP 接続するための自動接続機能は TWL-DWC という別のライブラリパッケージに含まれます。
インターネットに接続するアプリケーションは必ず TWL-DWC の接続機能を利用する必要がありますので、ご注意ください。

はじめに

TWL-SDK Wi-Fi ライブラリを使うことで、NITRO および TWL のワイヤレス通信(インフラストラクチャーモード)を利用して、 インターネットへアクセスを行なうことができます。

TWL-SDK Wi-Fi ライブラリには以下の制限があります。

ライブラリの構造

TWL-SDK Wi-Fi ライブラリは、内部では以下のような層構造で構成されています。

TWL-SDK Wi-Fi ライブラリは現在、以下の接頭辞を予約しています。そのためアプリケーション プログラムでは、以下の名前ではじまる関数や変数を使用しないでください。

WCM ワイヤレス接続ライブラリ用プレフィックス
CPS TCP/IP プロトコルスタック用プレフィックス
SOC
SOCL
ソケットライブラリ用プレフィックス
NHTTP HTTPライブラリ用プレフィックス
NSSL SSLライブラリ用プレフィックス

API の使用

プログラムのソースコードには、以下のヘッダファイルをインクルードして下さい。


    #include <twlWiFi.h>
            
このヘッダファイルをインクルードすると、デフォルトで so2soc.h 及び iw2wcm.h がインクルードされますが、 これらのヘッダは TWL-INET に存在するライブラリの API 定義を TWL-SDK Wi-Fi ライブラリ用に定義しなおすラッパーです。 このラッパーにより、TWL-INET を使って開発を進めていた場合でも、容易にライブラリだけを差し替えることが可能です。

アプリケーション・ライブラリを作成する Makefile には、以下の共通ビルドツールをインクルードして下さい。

    include $(TWLWIFI_ROOT)/build/buildtools/commondefs
    include $(TWLWIFI_ROOT)/build/buildtools/modulerules
            
サンプルを正常に動作させるには、以下のファイルをお手持ちの無線アクセスポイントに合わせて編集し、再ビルドする必要があります。

    $(TWLWIFI_ROOT)/build/demos/netconnect/src/sitedefs.c