WCMPrivacyDesc

定義


#include <nitroWiFi/wcm.h>

typedef struct WCMPrivacyDesc
{
    u8  mode;
    union
    {
        u8  keyId;
        u8  keyLen;
    };
    u8  key[80];
    u8  _reserved[2];
} WCMPrivacyDesc;

                

説明

無線アクセスポイントと DCF 通信する際に使用する暗号化設定を定義する構造体です。暗号化種別、データ送信時に使用される WEP キー番号(WEP 使用時)、及び 鍵データ列を定義します。

この構造体は WCMWepDesc 構造体との互換性を保ちつつ WPA に対応したものですので、TWL 無線を使用する際には必ずこちらをご使用下さい。

要素

mode 暗号化種別を指定します。WCM_PRIVACYMODE_NONE を指定すると暗号化しない設定となります。 その他の暗号化設定を指定すると、それぞれの設定に従い key に指定されたデータ列を用いた暗号化を行う設定となります。 詳細については WCM ライブラリ定数を参照して下さい。
keyId データ送信時に使用する WEP キー番号を 0 〜 3 の範囲で指定します。使用する暗号化種別が WEP の場合にはこちらを指定します。
keyLen データ送信時に使用する WPA 事前共有鍵のデータ長を指定します。使用する暗号化種別が WPA の場合には必ず 32 を指定してください。
key 80 バイトからなる WEP キーデータ列 もしくは WPA 事前共有鍵データ列を指定します。WEP を使用する場合には 20 バイトずつ 4 つの WEP キーデータ列を 繋げたデータ列として下さい。WPA を使用する場合には 32バイトのデータ列として下さい。暗号化種別によっては使用されない無駄なデータもありますが、 その部分は単に無視されます。

参照

WCM_ConnectAsync

履歴

2005/07/22 初版