certconv は、TWL-WiFi の SOC_EnableSSL() に与えるルート証明書を作成するツールです。一般的な X.509 の DER 形式のルート証明書ファイルを SOCCaInfo 構造体の形に変換します。
% certconv -n <symbol_name> [-o <outfile>] <infile>
infileで指定された X.509 の DER 形式のルート証明書ファイルを入力として、symbol_name で指定した名前のシンボル名を持つ SOCCaInfo 型のデータを定義する C 言語のソースファイルを出力します。
outfile が指定された場合は outfile に書き出し、指定されなかった場合は標準出力に出力します。
X.509 の DER 形式の証明書データは、OpenSSL などの標準的な SSL Tool Kit を用いて作成することが可能です。 詳しくは一般の SSL に関する書籍を参考にしてください。
参考までに、openssl コマンドで X.509 の PEM 形式の証明書データを DER 形式に変換する方法は以下のとおりです。
> openssl x509 -inform pem -in <入力 PEM ファイル> -outform der -out <出力 DER ファイル>
また、以下のコマンドでファイル形式が正しく DER 形式になっているかを確認することができます。
> openssl x509 -inform der -in <入力 DER ファイル> -text
$TwlWiFi/tools/bin/certconv.exe
SOCCaInfo,
SOCSslConnection,
SOC_EnableSsl
2006/01/30 初版