WCMConfig

定義


#include <nitroWiFi/wcm.h>

typedef struct
{
    s32     dmano;
    void*   pbdbuffer;
    s32     nbdbuffer;
    s32     nbdmode;

} WCMConfig;
				

説明

WCM ライブラリ内部動作設定を定義する構造体です。WCM ライブラリが使用する WM ライブラリ内部で使用される DMA 番号、 無線アクセスポイントの自動探索時の情報を退避する内部リストについての設定を定義します。

要素

dmano WM ライブラリ内部で使用される DMA 番号を 0 〜 3 の範囲で指定します。
< default は 3 です。>
pbdbuffer 無線アクセスポイント情報を退避する内部リスト用に与えるバッファをポインタで指定します。 NULL を指定すると内部リストへの情報の退避は行われない設定となります。
< default は NULL です。>
nbdbuffer 無線アクセスポイント情報を退避する内部リスト用に与えるバッファのサイズをバイト単位で指定します。 0 を指定すると内部リストへの情報の退避は行われない設定となります。
与えるバッファサイズの目安として、リストアップする無線アクセスポイントの個数から計算する例を挙げます。

( WCM_APLIST_BLOCK_SIZE × リストアップする個数 ) + リストヘッダサイズ( 12 )

< default は 0 です。>
nbdmode 無線アクセスポイント情報を退避する際に内部リスト用バッファが一杯だった場合の動作を指定します。
WCM_APLIST_MODE_IGNORE を指定した場合は、新しく見つかった情報は破棄される設定となります。 WCM_APLIST_MODE_EXCHANGE を指定した場合は、最も古い情報を破棄して新しく見つかった情報で置き換える設定となります。
< default は WCM_APLIST_MODE_IGNORE です。>

参照

WCM_StartupAsync, WCM_LockApList

履歴

2005/07/22 初版