SOC_AddRandomSeed

構文

#include <nitroWiFi/soc.h>
void SOC_AddRandomSeed ( void* seed, u32 len );

引数

seed 乱数プール攪拌のための種へのポインタ。
con seed で指定した種の長さ。

返り値

なし。

説明

SSL 通信で使用する乱数を生成するための乱数プールを攪拌します。通信ライブラリの初期化前でも常に呼び出すことが可能です。

SSL 通信を安全に行うためには、 SSL 通信を開始する前に必ずこの関数で十分なエントロピーを供給する必要があります。 その後も定期的にエントロピーを供給することを推奨します。

seed に指定するデータとしては、例えばマイクからのサンプリングデータがエントロピーが高く適していますが、常時サンプリングを続けるのは現実的ではありません。 低コストで取得可能な簡易的な低エントロピー源として、OS_GetLowEntropyData() が用意されています。 ただし、1回の OS_GetLowEntropyData() の呼び出しで取得できるデータのエントロピーはあまり高くありませんので、 SSL 通信を行う前から定期的に OS_GetLowEntropyData() で取得したデータを SOC_AddRandomSeed() に与えるようにして、 十分なエントロピーを乱数生成器に供給するようにしてください。

参照

SOC_EnableSsl

履歴

2005/12/21 初版