DWC_Debug_DWCInitError

構文

#include <dwc.h>
void DWC_Debug_DWCInitError(void *work,
                            int dwc_init_error);

引数

work 一時処理用バッファのポインタ。
32BytesアライメントされたDWC_INIT_WORK_SIZE分のバッファを指定してください。
dwc_init_error DWC_InitFor*関数で発生させたいエラー種別。以下のどれかを指定してください。(DWC_INIT_RESULT_MEMORY_FULLは指定できません)
  • DWC_INIT_RESULT_CREATE_USERID
  • DWC_INIT_RESULT_DESTROY_USERID
  • DWC_INIT_RESULT_DESTROY_OTHER_SETTING

返り値

なし

説明

DWC_InitForDevelopment/DWC_InitForProduction関数の返り値にDWC_INIT_RESULT_NOERROR以外の値が返ってくるように、DSバックアップメモリのWi-Fi設定情報を破壊します。dwc_init_errorでエラー種別を指定して本関数を呼び出した後に、DWC_InitForDevelopment/DWC_InitForProduction関数を呼び出せば、指定したエラー種別が返り値として返ってきます。
ただし、エラー種別DWC_INIT_RESULT_DESTROY_OTHER_SETTINGを返すためには、予めWi-Fiコネクション設定を使って「接続先1」を設定しておく必要があります。

workに指定したバッファは、この関数終了後、解放しても構いません。
このバッファはARM7からアクセスするため、メインメモリ等のARM7からアクセス可能な領域に指定してください。

これはデバッグ用の関数ですが、最終ROM版(FINALROM)ライブラリでも動作します。

この関数は同期を取る為にPXI割り込みを待ちますので、PXI割り込みを禁止した状態で呼び出さないようにして下さい。

履歴

5.3
DWC_Init関数が、開発用・製品用サーバ用それぞれに分かれたことに対応

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