DWC_DebugConnectInetAsync

構文

#include <dwc.h>
void DWC_DebugConnectInetAsync(const void *ssid,
                               const void *wep,
                               int wepMode);

引数

ssid 接続先に指定するAPのSSID。32byteまでの文字列を指定してください。
wep 接続先に指定するAPのWEPキー。wepModeに指定した長さのバイト列へのポインタを指定します。
wepModeがDWC_APINFO_WSEC_NONEの場合はNULLを指定します。
wepMode 接続先に指定するAPのWEPキーのモード

返り値

なし

説明

DWC_ConnectInetAsync関数の代わりに使用するデバッグ用の関数で、引数で指定されたAPの設定を使ってインターネットへの自動接続処理を開始します。
この自動接続処理では、引数で指定されたAP以外には接続されません。また、IPアドレス等はDHCPを使って取得します。
WEPキーについてはトップページの注意事項「WEPキーについて」を参照してください。

本関数を呼び出す前に、DWC_SetAuthServer関数で認証サーバの設定を行って下さい。
認証サーバの設定が行われていない場合は、ASSERTもしくはDWCのエラー(-20100)がセットされ自動接続が行われません。

本関数を呼び出した後は、自動接続処理を実行するためにDWC_ProcessInet関数を毎ゲームフレーム程度の頻度で呼び出してください。

自動接続処理中に発生したエラー処理を行うためには、DWC_ProcessInet関数呼出し後にDWC_GetLastErrorEx関数でエラー状態を取得し、必要に応じてエラーメッセージとともにエラーコードを表示してください。メッセージについては、「NitendoWi-FiConnectionプログラミングガイドライン」をご確認ください。本関数を使い、接続中にエラーが発生した場合、エラーコードの下二桁には00が入ります。

接続状態はDWC_CheckInet関数,DWC_GetInetStatus関数を使用して取得することができます。

DWC_SetConnectApType関数とは一緒に呼び出さないようにしてください。
※本関数は、最終ROM版(FINALROM)ライブラリでも動作しますが、デバッグの利便性を考慮して用意されたものですので、基本的には製品では使用しないでください。

参照

DWC_ConnectInetAsync DWC_CheckInet DWC_SetAuthServer DWC_CheckInet DWC_ProcessInet DWC_GetInetStatus DWC_CleanupInet DWC_SetConnectApType

履歴

5.2patch1
本関数を呼び出す前に、DWC_SetAuthServer関数で認証サーバを設定する必要があることについて追記
5.1
「接続中に発生したエラー処理を…」を「自動接続処理中に発生した…」に修正
5.1pr2
引数wep,wepmodeの説明を修正

5.1pr2より前の変更履歴はこちら