G2DのランタイムスクリーンデータはBGの表示に必要な情報をNITRO-CHARACTERのバイナリデータから継承しています。
G2D BGモジュールではこの情報を使用してBG面制御およびグラフィックスデータのVRAMへの読み込みを自動的に行う機能を提供します。
これによりプログラマは共通の初期化のほかにはVRAMの割り当て、BG可視状態の設定を行うだけでBGを表示する事ができます。
G2D BGモジュール は静的なBGを表示するだけであり、スクロールなどの機能は持ちません。
ただし、SDK関数を用いる事でBG面スクロールは可能です。
以下にBGモジュールを利用して、BG表示を実現するまでの処理の流れを示します。
=========== 初期化処理 ===========
1.BGの各種パラメータ設定を行います(SDK関数を利用)。
・必須
・VRAM 割り当て
・ベースオフセット
・任意
・BG 可視状態
・BG 優先度
・BG モザイク
・BG スクロール
・BG アフィン
・カラー特殊効果
2.リソース(NCRL,NSCR,NCGR)をメインメモリにロードします。
3.VRAMへのリソースデータの転送、BG モードの初期化を行います(NNS_G2dBGSetup())。
4.リソースデータをメインメモリから開放します(任意)。
=========== ゲームループ ===========
5.任意のタイミングで表示するBG面の設定を変更します。(GX_SetVisiblePlane(), GXS_SetVisiblePlane())
=========== 終了処理 ===========
6.特に行うべき処理はありません。
なし
2005/01/31 初版