NNS_McsOpen

構文

#include <nnsys/mcs.h>
BOOL NNS_McsOpen(NNSMcsDeviceCaps* pCaps);

引数

pCaps オープンしたデバイスに関する情報を格納する構造体へのポインタ。

返り値

オープンに成功した場合、TRUEを返します。失敗した場合、FALSEを返します。

説明

デバイスをオープンし、オープンしたデバイスの情報をpCapsで指定した変数へ格納します。

NNSMcsDeviceCaps構造体は、次のように定義されています。

typedef struct NNSMcsDeviceCaps NNSMcsDeviceCaps;
struct NNSMcsDeviceCaps
{
    u32         deviceID;
    u32         maskResource;
};

各メンバの内容は次のとおりです。

deviceID デバイスのID。
maskResource デバイスを動作させるのに必要なリソースの情報。詳細は下記を参照。

maskResourceメンバは次の値の組み合わせとなります。

NITROMASK_RESOURCE_POLL 関数NNS_McsPollingIdleをメインループ内で継続して呼んでください。
NITROMASK_RESOURCE_VBLANK 関数NNS_McsVBlankInterruptを毎フレーム呼んでください。
NITROMASK_RESOURCE_CARTRIDGE 関数NNS_McsCartridgeInterruptをカートリッジ割り込み発生時に呼んでください。

接続されているデバイスが複数存在するときは、以下の順で見つかったデバイスをオープンします。

  1. IS-NITRO-UIC
  2. IS-NITRO-EMULATOR
  3. 未知のデバイス

参照

NNS_McsClose, NNS_McsReadStream, NNS_McsWriteStream, NNS_McsPollingIdle, NNS_McsVBlankInterrupt, NNS_McsCartridgeInterrupt

履歴

2005/01/24 NNSMcsDeviceCaps構造体についての解説を追加。IS-CGB-EMULATORに関する記述を削除。
2004/06/01 初版