NNS_McsSeekFile

構文

#include <nnsys/mcs.h>
u32 NNS_McsSeekFile(
        NNSMcsFile* pFile,
        s32         distanceToMove,
        u32         moveMethod,
        u32*        pNewFilePointer);

引数

pFile ファイル情報構造体へのポインタ。
distanceToMove ファイルポインタを移動するバイト数。
moveMethod ファイルポインタの移動を開始する位置(詳細は説明を参照)。
pNewFilePointer 新しいファイルポインタを受け取る変数へのポインタ。

返り値

ファイルポインタの移動に成功したら 0、 失敗したら 0以外の値を返します。返り値の詳細は説明を参照してください。

説明

指定された位置にファイル ポインタを移動します。引数pNewFilePointerで指定したポインタが指す変数に移動後のファイルポインタの位置がセットされます。この値が不要な場合はNULLをセットしてください。

引数distanceToMoveに0, 引数moveMethodNNS_MCS_FILEIO_SEEK_CURRENTを指定して現在のファイルポインタの位置を取得することも出来ます。

引数moveMethodは次の値のいずれかをとります。

NNS_MCS_FILEIO_SEEK_BEGIN ファイルの先頭を開始点とします。
NNS_MCS_FILEIO_SEEK_CURRENT 現在のファイルポインタの位置を開始点とします。
NNS_MCS_FILEIO_SEEK_END ファイルの終端の位置を開始点とします。

返り値は次のいずれかの値をとります。

NNS_MCS_FILEIO_ERROR_SUCCESS (0) 関数は成功しました。
NNS_MCS_FILEIO_ERROR_COMERROR 通信エラーが発生しました。
NNS_MCS_FILEIO_ERROR_NOTCONNECT mcsサーバと接続されていません。
NNS_MCS_FILEIO_ERROR_SERVERERROR mcsサーバ側でファイル操作に基づくエラーが発生しました。このエラーコードはWin32システムのエラーコードであり、関数NNS_McsGetServerErrorCodeで取得できます。

参照

NNS_McsOpenFile

履歴

2005/02/03 初版