WDPPacketArgument

定義

#include <nitro/wdp.h>


/* MP 送受信フック用の引数構造体 */
typedef struct WDPPacketArgument
{
    /*
     * 送信用バッファまたは受信バッファ.
     * 送信時はこのバッファに実際の送信データを格納して返す.
     */
    u8     *buffer;
    /*
     * 送信可能最大サイズまたは受信データサイズ.
     * 送信時はここに実際の送信サイズを格納して返す.
     */
    u16     length;
    /*
     * 現在接続されている AID ビットマップ.
     * (ビット0 の有無で自身が親機か子機か判断可能)
     * 送信時はここに実際の送信対象を格納して返す.
     */
    u16     bitmap;
}
WDPPacketArgument;



要素

buffer パケットデータへのポインタです。
WDP_CallParentSendHook関数、WDP_CallChildSendHook関数で使用される場合は ここに MP 通信で1番ポートから送信するバッファを指定して呼び出します。フック関数は送信すべきパケットを生成してこのバッファに格納します。
WDP_CallParentRecvHook関数、WDP_CallChildRecvHook関数で使用される場合は ここに MP 通信で1番ポートから受信したバッファを指定して呼び出します。フック関数は受信したパケットを解釈して内部状態を更新します。
length bufferへ指定したパケットデータのサイズです。 WDP_CallParentSendHook関数、WDP_CallChildSendHook関数で使用される場合は フック関数が生成したパケットのサイズが返り値としてここに格納されます。
bitmap パケットの通信対象を示すAIDビットマップです。
WDP_CallParentSendHook関数、WDP_CallChildSendHook関数で使用される場合は ここに送信可能AIDのビット集合を指定して呼び出します。フック関数が生成した今回のパケットを実際に送信すべき対象のAIDビットマップが返り値としてこのメンバに格納されます。
WDP_CallParentRecvHook関数、WDP_CallChildRecvHook関数で使用される場合は ここに受信元AIDのビットを指定して呼び出します。

説明

WDPライブラリのMP通信パケット送受信フック関数で使用するパケット情報をあらわす構造体です。

参照

WDP_CallParentSendHook WDP_CallChildSendHook WDP_CallParentRecvHook WDP_CallChildRecvHook

履歴

2006/02/24 初版